我が抱夢園の薔薇 3

− 賑やかな抱夢園となりました −

7組 荒木伸春

 薔薇も最盛期を過ぎました。こちら神戸は明日、土曜日(5月16日)は雨の予報です。この雨でかなりの数の花が散ってしまうのではないでしょうか。

 薔薇の香りは突き詰めると7種類になるそうです。そのうちのブルーと呼ばれる香りの基準がブルームーンという品種の香りです。僕も大好きな香りで、その香りをかいでいると時間を超えて遠い昔の記憶にたどり着けるような気持ちになります。ブルームーンは強香なものですから1輪を部屋に持ち込むだけで我が家の狭い部屋はこの香りに満ちた不思議な空間を醸し出してくれます。




 サクリーナという品種は、抱夢園の新入り株です。昨年の秋に2株植えました。名前のごとく桜によく似た花(大きさは比較になりませんが)を開き、我が家の他の品種と違って、花期もとても短く、2日ほどで散ってしまいます。また、その散り方もまるで桜のようにハラハラと散りますので、それを眺めていると胸が切なくなります。さらに、花弁がきれいなハート型なのもロマンチックですね。




 抱夢園で今一番元気な薔薇はピエール ド ロンサールです。 写真のようにゲートに絡ませているのですが肉厚でしかも花弁が多いため、ゲートから花が垂れ下がり、見上げて鑑賞するには好都合です。




 それともうひと株、その名もドンファン。深紅の美しい薔薇。 「女たらし」という名前のとおり、女性を引き付ける魔力がありそうです。




 明日は、僕の部下だったアラフォー女性達が子供を引き連れて薔薇見物にやってきますが、あいにくの雨で残念会になりそうですが、久しぶりに賑やかな一日になりそうです。