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我が抱夢園の薔薇 5 − 抱夢園の新顔 − 7組 荒木伸春 |
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このシリーズもそろそろ終わりに近づきました。前回予告通り、抱夢園の新顔を紹介します。これらの薔薇は昨年の秋に苗を植えたものです。 まずは、「新雪」。つる薔薇ですが、抱夢園では唯一の純白の薔薇です。物干し台を利用した棚に這わす計画ですが、日当たりが悪いせいかまだあまり大きくなっていません。 ![]() 次に「サクリーナ」。これは前に一度このシリーズに登場させました。まるで桜の花の巨大版のような花が咲きます。そして、花弁が散る時も1枚1枚ハラハラと散ってゆきます。花の寿命も短くて2日もすれば散ってしまいますが、次から次へと蕾が上がってくるので2週間くらいは楽しめます。散った花弁はきれいなハート型をしていますので押し花にすれば女性は喜びそうですね。我々はもうそんな歳ではなないか・・・・・アハハハハ。 ![]() 「アトール99」と「オータム サンセット」は互いによく似た黄色のつる薔薇です。 ![]() ![]() 前者はデッキに設置したトレリスに、後者は抱夢園の端っこのゲートに絡ませる予定でそれぞれ1株ずつ植えています。「オータム サンセット」は順調に生育してもう2m近い高さになっています。このゲートではその反対側にピエール ド ロンサールが既に絡んで横に1mほどゲートを這っていますので、2年後くらいにはこのゲートに薄いピンクの花と房咲きの黄色花の饗宴が見られるはず!です。デッキの上のトレリスもその半分はカクテルという品種が広がっていますが、カクテルはもう限度でしょう。そこで「アトール99」に頑張ってもらってあとの半分を埋めてもらわねばなりませんが、それも2年ほど先になるでしょう。 午前中はカクテルが太陽の熱線を遮ってくれていますが、午後になるとデッキには直射日光が容赦なく照りつけるので暑いことこの上ありません。今はこの熱線を遮るために残りの半分に寒冷紗をかけていますので著しく美観を損ねています。 この2週間ほど抱夢園の手入れをしていない(1週目は雨、2週目は旅行)ので薔薇の咲きがらがますます美観を損ねています。今週は雨が降っても咲きがらを取らねばなりません。木も傷みますが、病気の発生源になりますのでできるだけ早く摘まねばならないのですが、なにしろ手入れをすることができるのは土、日だけというのがつらいですね。 最近、プリザーブドローズというものに挑戦しています。薬品を使って薔薇の花を処理すると枯れない花ができるのです。簡単に思えましたので挑戦したのですがなかなか奥の深い作業です。処理前の美しい姿を保つことがなかなか難しいので四苦八苦しています。次回はその作品をいくつかお披露目してこのシリーズを終わりたいと思います。 |
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